■平成19年度決算の概要

 資金収支
用語解説「資金収支計算書」「引当特定資産」
1.収入の部(主なもの)
(1)学生生徒等納付金収入
 平成19年度は平成18年度とほぼ同額でした。
(2)寄付金収入
 平成18年度に比べ、約3,070万円増収になりました。平成19年度は改修工事に対しての特別寄付を多くいただきました。
(3)補助金収入
 平成18年度に比べ、約1,530万円増収になりました。
(4)資産運用収入
 平成18年度に比べ、約10,570万円増収になりました。これは、支払資金および引当資産等の運用によるものです。
(5)資産売却収入
 有価証券の売却収入です。
(6)雑収入
 平成18年度に比べ、約1,460万円減収になりました。本年度は定年退職者がいなかったため、私学財団交付金が減少しました。
(7)前受金収入
 平成20年2月に入学手続きをした平成20年度新入生の納付金が主なものです。
(8)その他の収入
 校舎改修工事等の支払に充てるため、固定資産修繕引当特定資産から200万円繰り入れました。
 教職員の賞与の支払いに充てるため、引当特定資産から18,000万円繰り入れました。
 前期末未収入金収入は、前年度末において未収入金になった私学財団交付金収入の当年度入金額です。
 
2.支出の部(主なもの)
(1)人件費支出
 教員人件費は平成18年度に比べ、約990万円増、職員人件費は約500万円増になりました。これは専任教員を2名、事務職員を1名増員したためです。
 退職金支出は平成18年度に比べ、約2,850万円減になりました。本年度は、定年退職者がいなかったため、退職金支出が減少しました。
(2)教育研究経費支出
 教育研究経費支出は平成18年度に比べ、約720万円減になりました。増減の主なものは下記のとおりです。
 光熱水費支出は平成18年度に比べて、約230万円増になりました。
 修繕費支出は平成18年度に比べて、約1,080万円減になりました。これは建物修繕費の減少によるものです。
 損害保険料支出は平成18年度に比べて、約300万円増になりました。これは、校舎の火災保険(3年契約)を更新したためです。
(3)管理経費支出
 管理経費支出は平成18年度に比べ、約130万円増になりました。増減の主なものは下記のとおりです。
 印刷製本費支出は平成18年度に比べて、約110万円減になりました。これは学校報の作成費の支払いが翌年度になったためです。
 広報費支出は平成18年度に比べて、約190万円増になりました。これは説明会用ビデオの作成費等が増加したためです。
 報酬委託手数料支出は平成18年度に比べて、約180万円増になりました。これはサーバー設定費等が増加したためです。
(4)借入金等利息支出
 日本私立学校振興・共済事業団からの借入金に対する支払利息です。
(5)借入金等返済支出
 日本私立学校振興・共済事業団、私学財団からの借入金の返済支出です。
(6)施設関係支出
 テニスコートの改修、エアコンの新設等に約1,350万円を支出しました。
(7)設備関係支出
 教育用の機器備品購入に約800万円、図書購入に約290万円を支出しました。
(8)資産運用支出
 資産運用のため約15,610万円有価証券を購入しました。
 校舎改築計画に基づいて、固定資産購入引当特定資産に約33,220万円を繰り入れました。
 教職員の賞与の支払いに充てるため、引当特定資産に18,000万円繰り入れました。
 建物、備品等の減価償却額を引当特定資産に約11,000万円繰り入れました。
 奨学基金組入計画に基づいて、奨学基金引当資産に5,000万円繰り入れました。


 資金収支計算書
平成19年4月 1日から
平成20年3月31日まで
(単位:円)
収入の部
科  目予 算 額決 算 額差   異
学生生徒等納付金収入834,316,000842,572,000-8,256,000
手数料収入24,300,00023,136,1301,163,870
寄付金収入12,000,00046,088,088-34,088,088
補助金収入398,000,000409,953,000-11,953,000
資産運用収入211,500,000370,338,072-158,838,072
資産売却収入300,000,000226,253,96573,746,035
事業収入4,000,0004,112,369-112,369
雑収入9,400,00041,725,527-32,325,527
借入金等収入200,0000200,000
前受金収入152,100,000151,880,000220,000
その他の収入250,874,527251,735,835-861,308
資金収入調整勘定-153,490,000-183,997,50030,507,500
前年度繰越支払資金1,122,082,7641,122,082,764
収入の部 合 計3,165,283,2913,305,880,250-140,596,959
支出の部
科  目予 算 額決 算 額差   異
人件費支出721,814,800758,375,257-36,560,457
教育研究経費支出196,747,000189,283,8797,463,121
管理経費支出66,570,00056,149,03310,420,967
借入金等利息支出14,339,81214,339,8120
借入金等返済支出59,430,00059,430,0000
施設関係支出16,000,00013,525,4702,474,530
設備関係支出13,500,00011,536,7511,963,249
資産運用支出890,000,000836,556,94553,443,055
その他の支出82,103,07881,903,078200,000
〔予  備  費〕10,000,00010,000,000
資金支出調整勘定-9,200,000-50,710,73441,510,734
次年度繰越支払資金1,103,978,6011,335,490,759-231,512,158
支出の部 合 計3,165,283,2913,305,880,250-140,596,959





 消費収支
用語解説 「消費収支計算書」 「基本金」
(資金収支で説明したことは省略します)
1.消費収入の部(主なもの)
(1)寄付金
 現物寄付金は、卒業生からの寄贈品の評価額です。
(2)資産売却差額
 有価証券の売却益です。
(3)基本金組入額
 第1号基本金組入額は、建物、機器備品、図書等の本年度取得額および校舎改築時の借入金の本年度返済額等を示すものです。平成19年度の組入額は、約7,290万円でした。
 第2号基本金組入額は、創立90周年記念 校舎等の全面改築・増築事業に充当するための資金の組入額です。平成19年度の組入額は、30,000万円でした。
 第3号基本金組入額は、品川女子学院奨学基金に充当するための資金の組入額です。平成19年度の組入額は、5,000万円でした。
2.消費支出の部(主なもの)
(1)人件費
 退職給与引当金繰入額は、教職員の退職金を支払に先だって、あらかじめ毎年度その負担額を引当金に繰り入れたものです。平成19年度の繰入額は、約700万円でした。
(2)資産処分差額
 機器備品および図書の処分差額です。

 消費収支計算書
平成19年4月 1日から
平成20年3月31日まで
(単位:円)
消費収入の部
科  目予 算 額決 算 額差   異
学生生徒等納付金834,316,000842,572,000-8,256,000
手数料24,300,00023,136,1301,163,870
寄付金12,500,00046,371,588-33,871,588
補助金398,000,000409,953,000-11,953,000
資産運用収入211,500,000370,338,072-158,838,072
資産売却差額015,799,115-15,799,115
事業収入4,000,0004,112,369-112,369
雑収入9,400,00041,725,527-32,325,527
帰属 収入 合計1,494,016,0001,754,007,801-259,991,801
基本金 組入額-438,830,000-422,949,490-15,880,510
消費収入の部合計1,055,186,0001,331,058,311-275,872,311
消費支出の部
科  目予 算 額決 算 額差   異
人件費766,977,700765,417,9571,559,743
教育研究経費323,747,000316,092,5047,654,496
管理経費80,570,00070,395,60810,174,392
借入金等利息14,339,81214,339,8120
資産 処分 差額0432,823-432,823
〔予  備  費〕10,000,00010,000,000
消費支出の部合計1,195,634,5121,166,678,70428,955,808
当年度消費支出超過額-140,448,512
当年度消費収入超過額164,379,607
前年度繰越消費収入超過額1,891,201,1141,891,201,114
翌年度繰越消費収入超過額1,750,752,6022,055,580,721




 貸借対照表
用語解説 「貸借対照表」
1.資産の部(主なもの)
(1)固定資産購入引当特定資産
 第2号基本金等を引当資産化したものです。
(2)減価償却資産取換引当資産
 減価償却累計額を引当資産化したものです。
(3)奨学基金引当資産
 第3号基本金を引当資産化したものです。
2.負債の部(主なもの)
(1)長期借入金
内訳
日本私立学校振興・共済事業団  29,415万円
東京都私学財団               100万円
(2)短期借入金
内訳
日本私立学校振興・共済事業団  5,883万円
東京都私学財団               20万円
3.基本金の部(主なもの)
(1)第2号基本金
 創立90周年記念 校舎等の全面改築・増築事業に充当するために組入した資金の保有額を示します。
(2)第3号基本金
 品川女子学院奨学基金に充当するために組入した資金の保有額を示します。


 貸借対照表
平成20年3月31日
(単位:円)
資産の部
科  目本年度末前年度末増  減
固定資産9,242,497,3718,915,297,578327,199,793
 有形 固定 資産3,112,650,5663,228,792,868-116,142,302
  土     地119,491,750119,491,7500
  建     物2,879,988,1152,997,529,376-117,541,261
  構  築  物3,292,7702,859,252433,518
  教育研究用機器備品24,486,62226,001,222-1,514,600
  その他の 機器備品11,336,07611,704,712-368,636
  図     書74,055,23371,206,5562,848,677
 その他の固定資産6,129,846,8055,686,504,710443,342,095
   特定資産5,310,165,7394,811,716,229498,449,510
   その他819,681,066874,788,481-55,107,415
流動資産1,367,998,2591,182,197,291185,800,968
   現 金 預 金1,335,490,7591,122,082,764213,407,995
   その他32,507,50060,114,527-27,607,027
資産の部合計10,610,495,63010,097,494,869513,000,761

負債の部
科  目本年度末前年度末増  減
固定負債799,359,500851,346,800-51,987,300
   長 期 借 入 金295,150,000354,180,000-59,030,000
   退職給与引当金504,209,500497,166,8007,042,700
流動負債310,964,289333,305,325-22,341,036
   短 期 借 入 金59,030,00059,430,000-400,000
   その他251,934,289273,875,325-21,941,036
負債の部合計1,110,323,7891,184,652,125-74,328,336

基本金の部
科  目本年度末前年度末増  減
第1号 基本金5,610,398,3945,537,448,90472,949,490
第2号 基本金1,592,192,7261,292,192,726300,000,000
第3号 基本金200,000,000150,000,00050,000,000
第4号 基本金42,000,00042,000,0000
基本金の部合計7,444,591,1207,021,641,630422,949,490

消費収支差額の部
科  目本年度末前年度末増  減
翌年度繰越消費収入超過額2,055,580,7211,891,201,114164,379,607
消費収支差額の部合計2,055,580,7211,891,201,114164,379,607

負債の部、基本金の部、及び消費収支差額の部合計10,097,494,86910,097,494,8690

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