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漆 紫穂子 著 朝日新聞出版 \1,512(税込) | ||
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漆 紫穂子 著 小学館 \ 1,512(税込) | |||||||
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漆 紫穂子 著 ダイヤモンド社 \1,300+税 | |
私は、世界経済フォーラム(通称ダボス会議)の東アジア会議でミャンマーを訪れたり、文部科学省のグローバル人材育成プログラム委員を務めたり、国内外の企業経営者と情報交換したり、トライアスロンの国際大会に出場したりしながら、努めて社会の動きを見聞きするようにしてきました。 また、ノーベル賞受賞者など国内外で活躍する方々をお招きし、生徒に体験談を話していただいています。 そのなかで近年、目を見張ったことがあります。 ●サウジアラビアでは、オイル枯渇後を念頭に国策として女子教育に力を入れ、総工費約4300億円で世界最大の女子大を砂漠の真ん中に建設。 国家予算の4分の1を教育予算や職業訓練予算に当てている。 ●ニュージーランドでは三権の長がすべて女性であったこともあり、ノルウェーでは上場企業の役員比率は一方の性が40%を下回らないと決まっている。 ●グローバル時代を生き抜くためのキーワードとして、世界的に「エンパシー=共感力」が注目されていること。 ●米デューク大学の研究によると、現在のアメリカ人の子どもの65%が、大学卒業時点で、現時点では存在しない職業に就くということ。 ●インターネットを利用した無料配信により、 ハーバード大学やスタンフォード大学など世界の一流大学の人気授業がどこでも受けられ、学校の勉強と家庭学習が逆になる「反転授業」と呼ばれるスタイルが出現。 こうした激変する世界の教育状況のなかで、私は、「日本でもやるべきことはいますぐしなければ」という焦りを感じています。子どもたちにとって、成長期の1年は2度と戻ってこないからです。 本書では、私の30年近くの現場経験で、実践して効果があった「すぐできること」を紹介します。 そして、目の当たりにしてきた生徒・親・教師をめぐるさまざまな出来事をヒントに、「自己肯定感」の育み方をお伝えします。 初めのうち自信のなかった子が、親や教師の言葉がけや、チャレンジして得た「達成感」で自己肯定感を培い、受験や就職を乗り越え、幸せな人生を歩む姿を数多く見てきました。 「急速に伸びる子」の背景にも、この自己肯定感の獲得がありました。自己肯定感は、親が子どもに授けられる「一生の財産」と言えるものです。 巻末には「特別付録」として、「合格発表直後の『受験生の親』から届いた、小4・5・6各学年でやっておいてよかった『本音』アドバイス」を収録しました。 これは毎年、新入生の親御さんに協力いただいているものです。合格発表直後のアンケートだけに貴重な資料です。 |
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○ダイヤモンド社コーポレイトサイト『伸びる子の育て方』 | |
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